「冷え症」ではなく「冷え性」です。病院では診てもらえませんね。 こうした悩みは漢方の出番です。でも同じ「冷え」 でも若い女性の多くは「手足の先が冷える」タイプ、 少し年配になると「腰が冷える」タイプが多くなってくるというように二つのタイプがあり原因が違うのです。
ここでは「手足の先が冷える」タイプについて説明しますね。 このタイプは他に顔色が悪いとか髪の毛がパサつく、爪が割れる、肌がかさつく、 肩こり、生理痛があったりします。これは「血(ケツ)」という体に潤いと栄養を与えている物質が少ないからです。 肩こり、生理痛は血が少ないことからおこる血行不良です。 手足の先が冷える場合に「温める」漢方を使うのは「水の入ってない鍋を温める」 ようなもの。まず、また今まで血脈や子宮にこびり付いていた ネバネバの古い血を洗い流し潤いと栄養を与える血(ケツ) を増やしていく方法をとれば新鮮な血が末梢の手足の先まで行き渡り、自然と温かくなっていくのです。 一ヶ月:1万円が目安。
前回は「手足の冷える」タイプについてお話しました。 今回は「腰が冷える」タイプ。なぜ腰が冷えるのでしょう? 腰のところにはちょうど「腎」があります。 「腎」には身体を温めて生命を維持していく役割があるのです。 身体を動かしたり、胃腸を動かして消化させたり、尿を作ったり・・・。 年をとって動きが鈍くなってきたりトイレが近く なるのは「腎」が衰えてきたからですね。そうなると「腎」 も温める力が弱くなってきているということだから腰を中心に冷えたり だるかったりが出てきます。腎を温める漢方薬を使いますが 最近は若い人にもこのタイプの冷えが増えてきています。 食べ物や環境の変化でしょうか?。一ヶ月の目安:1万円くらい。
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