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起立性調節障害

ご存知ですか?この病気。中学生の約1割に見られ不登校の原因にまでなっています。 朝は起きられずめまいや頭痛に悩まされます。昼過ぎには治るので親や先生からは 「怠け病」と思われがちです。子供にとってはツライですね。

この病気になる子供は優等生タイプが多く親の要求に応えすぎてストレスをため やすく、それが自律神経の働きを鈍らせ、脳や身体への血流が低下するのが原因 の思春期特有の自律神経失調症で約4割が不登校になってしまうそうです。

日本小児心身医学会の作成した診療指針を見てみましょう。

起立性調節障害の診断チェックリスト
@学校を休むと症状が軽くなる
A身体症状が再発、再燃を繰り返す
B気になること言われると症状が悪化する
C1日のうちでも身体症状の程度が変化する
D身体的訴えが2つ以上ある
E日によって身体症状が次から次へ変る

※以上のうち4項目が、週1〜2回以上見られる場合、心身症としての起立性調節障害と診断する。

治療では、まず病気の正しい理解が大事(怠けているのではないということ!)。
日常では (1)ゆっくり立ち上がる。(2)早寝早起き。(3)日常は横にならない。(4)塩分と水分を多めにとる。(5)軽い運動をする。

ということが「読売新聞」(06年9月7日)に載っていましたが、 こうした日常生活 が送れないから「起立性調節障害」なのではないかと思いました。

当店にもお母さんに連れれら中学生の娘さんが来られます。医師からは「起立性調節障害」 という聞きなれない病名を告げられ、薬の服用を勧められたお母さんは 心配でたまらない様子。となりの娘さんは青白い顔でボーッとしています。

漢方で考えると、朝が苦手で起きられない、すぐ疲れる(午後のほうが調子がいい)、 こうした症状の原因には「気や血の不足」があります。頭がボーッとする、 めまい、頭痛は「頭」に気や血が足りないからなのですね。

このお嬢さんの場合には顔色も青白い「血の不足」があるので「血を足す」漢方薬 を飲んでもらいました。

どうやらすぐ効いたようで2回目からはお母さんもニコニコされて来店されました。1か月分:1万円前後

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