夏は下痢が多くなりますね。暑いのでつい冷たい物を飲みすぎてしまいお腹が冷えてしまうわけですが、 中医学では『消化管に余分な水がなければ下痢にはならない』という考えがあります。 そいいえば夏の下痢は水様性便が多いですね。 現代医学では下痢の場合にすぐ止寫薬を使い下痢を止めようとしますが、漢方では消化管内の水はけを改善する治療をします。
日本でO157が流行った時も当初は下痢を止めてしまったため腸管からウィルスが出れなくなり症状が悪化してしまいました。
下痢の原因になる余計な腸管の水分は尿などの形で代謝させ、自然なながれで下痢を治していくことがいいと思います。 漢方薬では『勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)』を使います。
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