早漏・・・性交渉前あるいは性交早期に射精してしまい勃起が持続しないために正常な 性交渉ができないことを言います。
早漏とEDは密接な関係があり原因や治療法は似ていますが、症状は異なります。 早漏は射精が早いために性交を続けることができないのに対して、EDは勃起しない ために性交ができないわけです。しかし、早漏はEDの初期症状として表れることが 多いのです。
早漏の原因は大きく3つあります。
腎の虚弱タイプ・・・中医学では生殖の力を「腎」で考えます。ある程度の年齢に なると尿が漏れることがありますが、これも「腎」の衰えですね。精液が漏れてしまう のが早漏です。 腎は腰に位置しますから腎の衰えは足腰がだるくなったり腰痛も出てきます。 漢方薬で腎を強くしましょう。
肝臓のトラブル・・・衰えだけではなく亢進も病気になります。酒や肉が多い食事をして いると、脂肪肝になりますが、中医学ではこの病理的産物がツボの線を通りペニス(宗筋 と言います)に伝わり射精してしまいます。イライラや口が苦い、尿が濃くなる、陰部の 痒みも出てきます。 肝の機能を調節する漢方を使います。
考えすぎタイプ・・・考えすぎは心(ココロ)と消化器に影響します。考え事をしていると 食欲はなくなりますね。食欲がなくなればエネルギーができません。エネルギーは精液を 漏れなくする働きがあります。顔色が白い、元気がない、倦怠感も出てきます。 心と消化器の強化をする漢方を使います。
どのタイプにもイシモチという魚の浮き袋(魚ヒョウ)を併用します。魚ヒョウには腎の生殖力を アップする働きがあります。「海精宝(カイセイホウ)」というサプリには魚?が入っています。
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