前立腺炎は大腸菌まどの細菌感染が主要な原因ですが、 中には慢性の非細菌感染も増えてきています。
症状は、残尿感、頻尿、排尿痛などの下部尿路症状のほかに 会陰部痛、大腿痛、大腿しびれ、かかとの痛み、足のしびれ、など 多様です。会陰部の痛みやかかとの痛みもでるのが面白いですね。
治療法としては新キノロン系の抗生物質の服用になりますが、 身体の奥のほうにある臓器なのでなかなか効いてくれず6週間くらいの 投与になります。
慢性前立腺炎のそれ以外の症状としては、射精痛、血精液、性欲減退、 EDがあります。このようなあまり他人に言えない悩みから不眠、うつ、 集中力の低下なども見られ悩みは尽きません。
排尿異常にはよくハルンケア(八味丸)、牛車地黄丸、ノコギリヤシなど をお使いになられますが、慢性前立腺炎のメカニズムはそんなに単純ではなく 実際には複数の漢方処方を使うことになりますので、 恥ずかしがらずに 漢方相談をお受けになることをお勧めします。
生活で注意するべき点は、性生活の改善、長時間座らない、酒・辛いもの を控える、 風邪の予防に務める(炎症が前立腺に移行しないよう)があります。
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